休憩時間が少ない看護師のリスクと対処法

人手不足のため休憩時間をなかなか取れない看護師は、様々なリスクを負うことになる。
まず、集中力が減退し、疲れていても眠れなくなって、疲労が蓄積するという悪循環に陥るだろう。疲弊したまま看護の勤務を続けていると、ミスが多くなり、医療過誤につながる恐れもある。
また、休みの日にもリフレッシュのために外出する気力を失ってしまうかもしれない。プライベートが充実しなければ、ストレスは溜まる一方で、病気の原因にもなる。
身体の病だけでなく、うつ病といった心の病のリスクも生じる。看護師の仕事自体が嫌になって、離職してしまうケースも珍しくないため、対処法を考えておく必要がある。

まず、上司や同僚などに相談することが必要だ。
特に直属の上司には、休憩時間が取れないほど忙しいことを知ってもらうべきだろう。相談は、現場にいる看護主任や看護師長にすることが望ましい。スケジュールやシフト制の見直しを図ってもらうことで、状況が改善されることもある。

また、共感してくれそうな同僚に悩みを打ち明けてみるのも良いだろう。
相談窓口などがある大規模な職場であれば、窓口の相談員に悩みを打ち明けることも効果的だ。たとえ訴えが聞き入れられなくても、相談するだけでかなりのストレスが解消される。

とにかく、1人で頭を悩ませず、他人に相談してみることが重要だ。疲労困憊していると判断力も低下してしまうので、1人で考えて解決しようとしても、なかなか良いアイデアが浮かばないためだ。
なお、効率的な休憩時間の使い方については、ネットなどでよく紹介されている。例えばデキる看護師の超休憩術の情報などは役立ちそうなので、一度目を通しておくことをおすすめする。